肩関節の痛みと可動域制限に対する治療戦略
最新の解剖知見から紐解く
高濱 照 先生 (九州中央リハビリテーション学院)
【セミナー概要】
肩関節の痛みの治療には1)肩関節の基礎を知っていること、2)痛みの部位を探索できること、3)発痛部位に対してアプローチできる技術を持っていること、の3つが必要と考えています。1)の肩関節の基礎については、①肩関節の構造を知っている、②肩関節が動いた時の骨頭と臼蓋の位置関係がイメージできる、③ランドマークや腱板の触診ができる、の3点であろうと思います。
講習内容としては、この基礎の3点の習得が主となりますが、さらに触診だけでなく痛みに対するアプローチとして徒手による圧迫法をデモまたは受講生同士でやりながら練習していただこうと思っています。徒手療法は長年の経験による手の感覚や力加減が必要ですが、この講習である程度理解・習得して、臨床に戻られてから習熟度を増していただきたく思います。

【タイムスケジュール】
午前
1)肩関節の回旋について:回旋の特徴(特に大結節の位置が重要)
2)肩関節の解剖:実際の解剖画像と動画を用いて、滑液包、臼蓋上腕靭帯、腱板など
3)肩のランドマークの触診:肩峰角、肩甲棘三角、下角、烏口突起、大・小結節(重要)
4)肩関節のイメージの練習(重要):外転(Neerはなぜ肩峰下インピンジメントという間違いをおこしたのか)、屈曲など
5)関節内インピンジメント(正常)の動画による確認(レイトコッキングで起こる)
6)運動痛における発痛部位の探索の仕方(整形外科テスト法の欠点)
7)棘上筋の触診:鎖骨下を除く他の部分の触診の仕方、解剖動画による確認

午後(触診と圧迫法)
8)上腕三頭筋長頭の触診:長頭が肩峰下インピンジメントを起こす可能性
9)肩甲下筋の触診(下部線維のみ)
10)僧帽筋中部線維の触診(肩甲骨の引き離し、肩甲胸郭関節の解剖を含む)
11)小円筋の触診:野球選手の投球側内旋制限の原因は小円筋のスパズムである
12)水平内転の可動域改善の仕方
13)肩甲下筋の烏口突起下での触り方(肩甲下滑液包のストレッチを兼ねる)
14)時間があれば運動連鎖について:打撃動作はテイクバックで決まるなど
開催日 2018年2月11日 10:00 〜 16:00 (受付開始: 9:30 )
会場 東京都
臨床福祉専門学校
東京都江東区塩浜2-22-10
http://www.rinsho.jp/school/access.php
別館3階 312教室が会場となります。
定員 40 名
価格 10,000 円(税込み)
ポイント 5%  ※ポイントはセミナー受講後に付与します
申込締切 2018年2月11日 22:15
高濱 照 先生
理学療法士 (九州中央リハビリテーション学院)
【経歴】
昭和60年、西日本リハビリテーション学院卒業
同年4月より信原病院勤務
昭和63年より西日本リハビリテーション学院勤務
平成18年4月より九州中央リハビリテーション学院と約20年にわたり理学療法教育に勤め、平成29年4月副学長へ就任。

日本肩関節理学療法研究会副会長。現在も機能解剖研究を継続的に行っている。
理学療法における肩関節の機能解剖研究の第一人者として活躍されており、肩関節における講演・執筆活動も多数。
平成21年には日本理学療法士協会協会賞受賞。